太陽光発電の用語集
アモルファスシリコン太陽電池
太陽光パネルの種類の一種です。
アモルファスシリコンはケイ素を主体としており、結晶系シリコンを用いた太陽光電池に比べ変換効率は下がるものの、安価で大量生産に向いていると言われています。
売電(うりでん・ばいでん)
太陽光発電システムにより生成した電気のうち、各家庭で消費する電気量を超えた分の電力を、契約している電力会社に対して売ることです。
売電することによって太陽光発電システムの設置価格のもとを取ることも可能ですし、もとを取った後は収入として活かすこともできます。
このようなことも、太陽光発電を導入する一つの楽しみかもしれません。
エコキュート
ヒートポンプ技術を利用して空気中の熱で湯を沸かすことのできる給湯システムのことです。
従来の燃焼式給湯器と比較して、給湯にかかる光熱費が抑えられるのが特徴です。
エネファームと同様、まだまだ新しい技術になります。
エネファーム
簡単に言えば、発電時の排熱を給湯に利用するシステムのことです。
発電ではなく、主に節電を目的に開発された技術です。
エコキュートと同様、まだまだ新しい技術であり、2009年に一般販売が始まったばかりです。
オール電化
家庭内で用いる全てのエネルギーを、電気一本に統一することを指します。
近年地球環境への配慮が広がったことで、話題に上ることが多くなりました。
買電(かいでん・ばいでん)
売電とは逆に、太陽光発電で生成した電気が家庭内で必要な電気量に満たない場合に、契約している電力会社から電気を買うことです。
太陽の出ていない夜間や天候が良くない日には電気を買う必要性が出てきます。
架台(かだい)
太陽光電池を屋根の上に設置する際に、太陽光電池を支えるために太陽光電池と屋根との間に土台としてひかれる装置のこと。
これも導入費用の一部に換算されます。
片流れ屋根
屋根の形状の一種で、屋根がどちらか一方に全面的に傾斜している形の屋根のことを指します。
一般的に屋根の面積が他の屋根の形状と比べ広いため、太陽光発電を利用するのには向いていると言えるでしょう。
切妻屋根
屋根の形状の一種で、屋根の形が山形になっているものを指します。日本では最も一般的な屋根です。
屋根の面が比較的平らなため、太陽光発電を利用するのには向いていると言えるでしょう。
キロワット(kw)
電力の単位です。
太陽光パネルの発電効率などを示す場合によく出てきます。
交流
時間とともに周期的に大きさと向きが変化する電流のことを指します。
東日本では50Hzの交流電気が、西日本では60Hzの交流電気が使用されています。
CIS太陽電池
太陽電池の一種で、シリコンではなく化合物で構成された太陽電池のことです。
これ自体は非常に薄く、価格も抑えられますが、発電効率はシリコンタイプに比べ良くありません。
出力保証
メーカーが消費者に対して、太陽光パネルの発電能力を保証する保証制度のことです。
年数や内容に関してはメーカーごと、製品ごとに異なってくるため、導入の際に確認が必要になるでしょう。
自立運転
地震やその他の自然災害により電力供給が停止した場合、家庭内で電気が使えるよう太陽光発電システムに装備されたシステムのこと。
1500Wまでしか使用できないなど、一部制限があります。
また、装備されていないタイプの太陽光発電システムもあります。
ソーラーパネル
太陽電池パネルの同様の意味です。
また、ソーラーパネルを多数並べたものを「ソーラーアレイ」と呼びます。
接続箱
太陽光パネルで生成された電気を集める、周辺機器のことを指します。
太陽光発電システム内では、太陽光パネルとパワーコンディショナーとの間に設置されるのが一般的です。
太陽光発電普及拡大センター
通称J-PECと呼ばれ、太陽光発電システムに関する補助金交付申請の受付や審査、支払い業務などを行っている機関です。
太陽光発電の導入を前向きに検討されている方は、一度ご覧になられるのが良いかと思います。
太陽光サーチャージ
正式には太陽光発電促進付加金と呼ばれ、国民全員参加で太陽光発電を奨励する目的で作られた制度です。
要するに、電力会社から電気を購入する際には誰でも必ず払わなければならない金額、ということです。
これは太陽光発電システムの利用者であっても、買電する際には同様に支払う義務があります。
太陽電池
太陽光のエネルギーを電気に変換する機器のことです。
素材や構成によって、単結晶タイプや多結晶タイプなど、様々な種類が存在します。
多結晶シリコン太陽電池
太陽電池の一種です。相対するものとして単結晶シリコン太陽電池があります。
発電変換効率は単結晶タイプに劣るものの、価格としては低く抑えられるのが特徴です。
単結晶シリコン太陽電池
太陽電池の一種です。相対するものとして多結晶シリコン太陽電池があります。
発電変換効率は多結晶タイプに比べ高いですが、価格も高いといった特徴をもっています。
ハイブリッド太陽電池
太陽電池の一種です。アモルファスシリコンと単結晶を組み合わせたものです。
夏場の暑さや影、曇りに強いといった特徴を持っています。
発電効率
吸収した太陽光エネルギーのうち、どの程度の太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換できるのかを表したもの。
モニター
太陽光発電システムの周辺機器の一種で、屋内にいながら今どれぐらい発電できているのかを随時目で追うことができる機器のことです。
パソコンに接続して見れるタイプのものも出てきています。
パワーコンディショナー
太陽光発電システムの周辺機器の一種で、太陽光パネルによって吸収した太陽光エネルギーを、家庭で使えるような電気エネルギーに変換するための機器を指します。
メガソーラー
大規模太陽光発電所のことで、一般的に出力が1000kw以上の施設のことを指します。
最近よく話題に上りますね。
余剰電力
陽光発電システムにて生成された電気量のうち、家庭内で使用する電気を除いて余った電気のこと。
電力会社と契約していた場合、この余った電気を売る(売電)ことができる。
陸屋根
屋根の形状の一種で、マンションやオフィスビルなどが該当します。