民放初の「太陽光発電事業」 2 月 26 日より稼働開始 - KBC九州朝日放送

2013年02月28日 06:37

九州朝日放送が、北九州ラジオ放送所(北九州市若松区響町・約12,000㎡)に設置を進めていた太陽光発電所が完成し、2月26日(火)より稼働しました。
太陽光発電事業への参入は、全国の民間放送局で初めてとなります。
<KBC北九州ラジオ放送所>
北九州ラジオ放送所は、北九州市を中心とする約50万世帯にKBCラジオの放送電波を発信しています。当社では、地球環境の保護に貢献するため、このラジオ放送所の敷地を有効活用した太陽光発電事業への進出を決め、2012年10月に着工しました(投資額は、約2億5,000万円)。
設置された太陽光パネルは約2,500枚で、発電電力は約730kW、年間発電電力量は約730MWh程度となり、一般家庭約200世帯分※1の年間消費電力量にあたります。CO2削減量は、年間約280t※2に相当します。
発電で得られた電力は、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」に基づき、全量を九州電力に売電します(2月26日より売電開始)。
2013年1月25日撮影
2013年1月25日撮影
民放初の「太陽光発電事業」
2月26日より稼働開始
~ラジオ放送所の敷地を有効活用~
2
当社は1997 年から「水と緑のキャンペーン」として、地球環境問題に積極的に取り
組んで参りました。今年は創立60 周年を迎えるのを機に、その取り組みを一層進め、
放送事業者として社会的責任を果たしていきたいと考えます。
また、全国には、広大なラジオ放送所を擁する中波ラジオ局もあるものと思われます。
今般の取り組みが、ラジオ放送所の利活用のモデルケースになればと考えています。
※1 1世帯当たり3,600kWhで算定(出典:電気事業連合会「でんきの情報広場」)
※2 排出係数0.000385t - CO2/kWh で算定
(出典:九州電力株式会社「電気の使用に伴うCO2 排出量の算定について 2010 年度実績」
(参考)KBC 北九州ラジオ放送所
送信出力 1 kW
放送開始日 1999 年11 月1 日
住所 北九州市若松区響町
周波数 720 kHz
放送エリア 北九州市を中心とした福岡県北部(約50 万世帯)
空中線
(アンテナ)
3 方5 段支線式鋼管柱100 m
年間使用電力 45 MWh
ラジアルアース 180 本、深さ0.4 m
敷地面積 約12,000 ㎡(120 m×100 m)
以 上

 

https://www.kbc.co.jp/info/photovoltaics/20130226_photovoltaics.pdf