「iWatch」にソーラーと運動エネルギー? アップル特許(WIRED.jp)
スラップ・ブレスレットを覚えているだろうか? 1980年代後半から90年代初頭にかけて流行したブレスレットだ。
どうもアップルは、スラップ・ブレスレットによく似たウェアラブルデヴァイスのデザインをかなり真剣に考えているらしい。最近公開され、AppleInsiderとPatently Appleが見つけ出してきた、同社の出願特許からわかったことだ
アップルはスラップブレスレットについて、こう説明している。「こうしたデヴァイスで広く利用されたいちばん新しいものはスラップブレスレットであり、スラップラップとも呼ばれた。これは、しなやかなスチール製のバンドを層にしたものが、フェルト等のカヴァーの中に密封されているものだ」
「典型的なスラップブレスレットは幅が約1インチ(2.5cm)、長さが約9インチ(23cm)ある。最初の状態ではフラットな形でバランスしている。このフラットな状態のものを手首にピシャリとやると、次の形状になる。その際、ブレスレットは手首に巻き付き、おおよそ輪の状態になって比較的安定する」
スラップブレスレットは、表面のカヴァーが外れると凶器になると言われた。アップル製品は、この部分を改良したデザインになってほしいものだ。
特許では、テキストメッセージなどの通知を表示する、マルチタッチの柔軟なディスプレイを搭載したデヴァイスが説明されている。これは「iWatch」についての最近の噂で言われていた基本機能に大体一致しているが、特許ではさらに、ディスプレイの下に搭載するソーラーパネルの可能性や、「運動エネルギーを集めてバッテリーにトリクル充電する部品」のことなどが書かれている。
もちろん、アップルの特許がそのまま実際の製品になることはほとんどないことに注意すべきだ。iWatchに関する最近の噂では、アップルでは複数のウェアラブルデヴァイスの実験が進行しているという。ひとつのコンセプトで開発が繰り返し行われているのかもしれない。
https://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130226/458822/