お宅の屋根の発電能力は都が来年度ソーラー台帳 住宅不動産ニュース

2013年01月08日 22:50

パソコンで確認可能に

 東京都内の太陽光発電の普及率アップにつなげようと、都は、パソコンで自宅の屋根の発電能力が確認できる「ソーラー屋根台帳」を国内の自治体で初めて導入することを決めた。来年度予算に開発費5000万円を盛り込み、同年度中に島しょ部を除く都内全域の建物の発電能力を確認できるようにする。

 都によると、「ソーラー屋根台帳」は、ドイツ、スイスなど少なくとも欧州4か国の約90自治体で導入されている。インターネット上にアップされた空撮写真から自宅を探し、パソコンのカーソルを合わせると、面積や日照などから、太陽光発電の適否や発電可能な電力量が表示される。都は「発電能力や経済的メリットがひと目でわかる。太陽光発電を導入する強い動機付けになるはず」としている。

 また、家庭用の蓄電池や燃料電池などの購入促進のため購入補助制度を創設する。予算額は68億円。国の補助制度(上限100万円)に都が最大50万円を上乗せすることで、蓄電池なら半額程度で購入できるという。

2013年1月7日読売新聞)