ダムの堤防に太陽光パネル設置 神谷ダム【兵庫県】
2013年01月30日 10:11
一般家庭約1,000世帯分を発電
兵庫県はダムの斜面に太陽光パネルを設置、発電する計画だ。同県姫路市にある「神谷ダム」の堤体法面(ダム堤防の斜面)約3.2hを利用して、太陽光発電施設を整備するという。
神谷ダムの堤防は南向きで、傾斜角度約26度の緩やかな斜面のため、太陽光発電に適しているという。なお、ダムの形式は「ロックフィルダム」(※)。
県が発表した「神谷ダム太陽光発電施設設備事業」によれば、発電容量は約3,000kw、年間発電電力量は約330万kWh。これは、一般家庭約1,000世帯の年間使用電力量に相当するという。
保有試算を有効活用
売電による予想収入は約27億円としている(平成25年度想定買取単価38円/kwhで試算)。7月に事業者が選定され、11月に着工。来年7月に発電開始の予定だ。
兵庫県は神谷ダムを利用したメガソーラー設置の目的を、
・再生可能エネルギーの普及拡大への貢献
・保有資産の有効活用
としている。
https://www.eco-front.com/news_aMx2gjWk5O.html