メガソーラー発電所の事業運営会社設立について - 昭和シェル石油
昭和シェル石油株式会社(社長:新井純、以下「昭和シェル石油」)と宇部興産株式会社(社長:竹下道夫、以下「宇部興産」)は、太陽光発電(メガソーラー)による売電事業を共同で実施することに合意し、事業運営会社「ユーエスパワー株式会社」を設立いたしました。
東日本大震災以降、国内における電力供給不安やエネルギー自給率改善の必要性が増す中、2012年7月1日に再生可能エネルギーの固定買取制度(Feed-in Tariff:FIT)が施行され、太陽光発電などの再生可能エネルギー創出への期待や関心が一層高まっています。
昭和シェル石油は100%子会社のソーラーフロンティア株式会社でソーラーパネルの生産・販売及び発電事業を手がけており、また、宇部興産は遊休地を活用でき、所有する自家発電所や電力会社向け卸発電所のノウハウも活かせることから、両社のニーズが一致し、共同でメガソーラー発電所を建設し、売電事業を行うことといたしました。
メガソーラー発電所の建設予定地は、宇部興産が所有する山口県宇部市藤曲の遊休地で、土地面積は約30万㎡(東京ドーム6個分)。2013年4月着工、2014年7月稼働の計画です。
発電出力は約21.3MW(太陽電池モジュール出力)で年間発電量は2,501万kWhを見込んでおり、FITに基づき全量を中国電力株式会社へ売電いたします。この電力量は一般家庭の年間消費電力量では約6,900世帯分に相当します。
本事業において、宇部興産は土地の貸与、運転監視、設備の保守・管理を、また、昭和シェル石油は太陽電池モジュール(ソーラーフロンティア社製)の供給および太陽光発電に関わる事業ノウハウの提供をそれぞれ行い、これら両社の強みを最大限に活かして事業運営に取り組みます。
新会社は、太陽光発電による再生可能エネルギービジネスを通じて地域活性化に寄与するとともに、地球環境保全ならびにエネルギー資源問題に貢献してまいります。
【新会社の概要】
商号
ユーエスパワー株式会社
所在地
山口県宇部市大字小串1978-10
代表者
代表取締役社長 藤本定雄
(宇部興産(株) エネルギー・環境事業部 電力ビジネスユニット長)
設立
2013年2月8日
資本金
1億円
出資比率
宇部興産株式会社
50%
昭和シェル石油株式会社
50%
事業内容
太陽光による発電および電気卸供給事業並びに付帯関連する一切の事業
【発電所の概要】
名称
ユーエスパワー発電所
所在地
山口県宇部市大字藤曲字昭和開作2575-34
敷地面積
約30万㎡
出力
21.29MW(太陽電池モジュール出力)
年間発電量(計画)
2,501万kWh/年
(CO2換算量8,300t-CO2/年※1、森林面積2,300ha相当※2)
着工
2013年4月
完成
2014年6月末(予定)
稼動開始
2014年7月(予定)
https://www.showa-shell.co.jp/press_release/pr2013/0304.html