メガソーラー稼働 足利のオグラ金属 屋根利用で県内最大 |下野新聞
2013年01月21日 22:37
金属加工のオグラ金属(足利市川崎町、小倉勝興社長)で17日、本社工場の屋根を利用した大規模太陽光発電所(メガソーラー)が稼働した。最大出力は1500キロワットで、年間約6千万円の売電収入を見込んでいる。県地球温暖化対策課によると、屋根利用のメガソーラーでは県内最大規模になる。
同社は自動車部品などの金属加工のほか、太陽光発電周辺機器製造も手掛けている。今回のメガソーラー事業は「環境経営の一環として進めていく」(小倉社長)という。
工場屋根の約2万8千平方メートルに、シャープ製の太陽光パネル(縦約1メートル、横約1・6メートル)を約6400枚敷き詰めた。冬の日照時間が長いという本県の特性に加え、傾斜11度の屋根が南向きであることが「太陽光発電に適しており、採算が合うと判断した」。
再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき全量を売電する。年間発電量は、一般家庭約440世帯分の消費電力に相当する。投資額は公表していない。
同課によると、事業所によるメガソーラーの稼働は県内で4例目。
https://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20130118/961638