上山市、メガソーラー事業で協定締結 県内3社運営発電所と、13年度稼働めざす
2013年02月02日 09:58
市有地への大規模太陽光発電所(メガソーラー)設置を進める上山市は29日、県内3社が共同運営する特定目的会社「みはらしの丘上山発電所」(社長・清野寿啓山形パナソニック副社長)とメガソーラー事業に関する基本協定を締結した。2013年度中の稼働を目指す。
同発電所は、いずれも山形市の山形パナソニック、山形建設、東北電化工業で構成する。市役所で行われた調印式には、横戸長兵衛市長や清野社長らが出席。清野社長は「エネルギーの地産地消を見据え、上山市のEV(電気自動車)エコタウンプロジェクト、クアオルト(保養・療養地)などの施策と連動したプログラムを展開したい」と述べ、「雪国の土地で効率的な発電の実験をし、上山の地から太陽光発電の普及を目指したい」と語った。国や電力会社への申請完了後、市有地の貸借契約を正式に結ぶ。
市町村単独でメガソーラーの設置に取り組むのは上山市が初めてで、同市金瓶の山林約3.2ヘクタールを無償で貸し付ける。同発電所の資本金は約5億円。想定発電量は年間1.2メガワット、約380世帯分に相当する。10年単位で貸借契約を更新し、事業開始から6年目以降の単年度黒字化を想定している。
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