住友林業、太陽光発電システムを搭載した企画型一戸建て住宅「Smart木達」を発売

2013年01月10日 08:03

 住友林業は、太陽光発電システムを搭載した企画型の一戸建て住宅「Smart木達(スマートこだち)」を1月1日に発売した。全388のプランから間取りを選んで住まいづくりをする仕組みとなる。全300のベースプランを用意して2009年に販売開始した「木達」の後継で、環境配慮機器の普及とライフスタイルの変化を受けて展開する。

 Smart木達は、電力不足に伴ってエネルギー自給が注目されていることや、環境意識の高まりを背景に、太陽光発電システムを全棟に備えた。さらに、顧客のニーズに合わせて選択できる家庭用燃料電池「エネファーム」や家庭用蓄電池システム、ホームエネルギー管理システム(HEMS)など、さまざまな環境配慮機器をラインアップした。

 388の全プランで「涼温房設計」と呼ぶ独自の手法によって冷暖房の負荷を抑えることができ、環境に配慮するとともに光熱費を抑制する住まいづくりを可能にする。涼温房設計は、敷地ごとに周辺環境を考えながら日差しや風の流れを住まいに取り込み、植栽の緑も活用することで、夏のそよ風や冬の日だまりのような環境を生み出す。

 Smart木達では、木達の300プランに、家事、子育て、収納、コミュニケーション、2世帯住宅などをテーマに88プランを追加。寒冷地の気候に適した北海道限定の9プランもそろえ、間取り選びの幅を広げた。プランはウェブサイトで選択でき、各プランの概算価格も分かる。3.3m2あたり54万円台から。1000棟の年間販売を目標にした。

(日経BP環境経営フォーラム)
 

https://business.nikkeibp.co.jp/article/emf/20130109/242008/