出力は世界最大級のメガソーラー 瀬戸内・錦海塩田跡地
2013年02月16日 11:23
瀬戸内市の錦海塩田跡地(同市邑久町、牛窓町)で、民間企業7社による「連合体」が建設を計画しているメガソーラー(大規模太陽光発電所)の出力が最大230メガワット規模になる見通しであることが12日、分かった。完成すれば世界最大級という。2018年9月の操業開始を目指す。
同日、非公開で行われた市議会錦海塩田跡地問題特別委員会で市側が説明した。
関係者によると、メガソーラーは塩田跡地約500ヘクタールのうち、250〜260ヘクタールに整備。11月ごろに着工する予定。
錦海塩田は、1959年に“東洋一の塩田”として操業したが、工業製塩への転換で70年代初めに廃止。一部は産業廃棄物処分場として使われてきたが、土地を所有していた錦海塩業が2009年に自己破産。跡地の排水が必要なことなどから10年12月に市が取得した。
メガソーラーを核に跡地を活用する事業者は、くにうみアセットマネジメント、ゴールドマン・サックス証券、東洋エンジニアリング、日本IBMなど7社でつくる「瀬戸内Kirei未来創り連合体」。昨年10月に市と協定を結び、地元関係者らを交えて策定した跡地活用基本構想に基づき計画の具体化を進めている。
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