北ガス石狩にメガソーラー日本経済新聞
2013年01月23日 09:50
北海道ガスは22日、石狩市にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設すると発表した。子会社の北ガスジェネックス(札幌市)が担当する。発電事業は北ガスグループにとって初めて。出力は約1200キロワットで、2013年5月に着工し、同10月の運転開始を予定している。
建設するのは、営業運転を昨年11月に始めた石狩LNG基地近くの2.9ヘクタールの社有地。投資額は約4億円で、太陽光パネル約5千枚を取り付ける計画だ。
全量を北海道電力に売電する予定で、既に北電との協議も済ませている。年間総発電量は約117万キロワット時で、380世帯分の電力消費をまかなえる。年間約650トンの二酸化炭素(CO2)削減効果も見込む。
北ガスは石狩市の社有地の活用策を模索してきた。昨年7月の再生可能エネルギーの全量固定価格買い取り制度の開始などもあり、環境負荷の軽減などにつながるメガソーラーへの参入を決めた。
北ガスは「天然ガスの安定供給と普及拡大をベースに、道内のエネルギーセキュリティーの向上にも努めていきたい」という。
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFC2200C_S3A120C1L41000/