南相馬にソーラーの体験学習施設が開講! | ソーラージャーナル

2013年01月28日 08:32

2011年3月11日の大地震の影響で、被災地となった福島県南相馬市。
この地に、一般社団法人福島復興ソーラー・アグリ体験交流の会、公益財団法人 三菱商事復興支援財団、あのキッザニアの企画・運営をしているKCJ GROUP株式会社などによって、子供たちの新たな体験学習施設「南相馬ソーラー・アグリパーク」が現在建設中だ。

「南相馬ソーラー・アグリパーク」は、南相馬市の「再生可能エネルギー推進ビジョン」の下、太陽光発電所・植物工場・体験学習の組み合わせによる地域循環のモデルと位置付けられ、昨年12月21日に建設着工、本年3月11日までの完成が予定されている。
この施設で子どもたちは、発電している本物の太陽光発電所と実際に野菜を生産している植物工場を舞台に、仕事の体験ができる。そしてその体験をとおして、自然のエネルギーを実体験するための一連の学習プログラムに参加することができるのだ。

その中で開講される「グリーンアカデミー」は、南相馬市など福島県の復興を担う子どもたちが、太陽光発電所での職業体験を通じて、自然エネルギーによる発電の仕組みや電気自動車への蓄電、電気の上手な利用方法などを学べるほか、自然エネルギーを活用した植物工場で最先端の農業の現場に触れ、地元農業の未来を考えるきっかけの場としていくことで、子どもたちの成長を継続的に支援することを目指すもの。

「太陽が当たるだけで電気が作れるの?」「作られた電気って、その後どうなるの?」「植物工場って今までの野菜作りと何が違うの?」――子どもたちの、エネルギーが身の回りの自然にあるという発見は地域への誇りと愛着になり、“南相馬を再び復興させていきたい”という意思を持つことにつながるのだ。

福島で生まれ育った地元の子どもたちが、ここでの体験学習を生かし、将来の日本を“グリーンなエネルギー”で循環する方向へ引っ張っていってくれることに期待したい。

【南相馬ソーラー・アグリーパーク 施設概要】
所在:福島県南相馬市原町区泉字前向15番地ほか
面積:約2.4ha(市有地)
内容:太陽光発電所、植物工場、センターハウス、体験ゾーン、など
HP:https://minamisoma-solaragripark.com 

 

https://www.solarjournal.jp/6959/minamisoma/

 

 


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