四国ガス、坂出にメガソーラー 12月発電開始、5億円投資
2013年03月01日 05:28
四国ガス(愛媛県今治市)は2月28日、香川県坂出市にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設すると発表した。出力は1990キロワットで、同社のメガソーラーでは最大の規模になる。12月の発電開始を予定している。投資額は約5億円を見込む。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、全量を四国電力に売電する。
四国ガスが坂出市に貸し出していた土地を返却してもらい建設する。7月に着工、約2万4600平方メートルの敷地に8400枚の太陽光パネルを並べる。発電量は年間で約200万キロワット時を計画しており、約560世帯の家庭の電気をまかなうことができる。
同社は今治市にも太陽光発電所を建設する。グループ会社の営業所内の空き地を活用する。6月に工事に着手し、8月に発電を開始。出力は500キロワットで投資額は約1億5000万円。発電量は年約50万キロワット時を計画しており、約140世帯の家庭の電気をまかなうことができる。
四国ガスは遊休地の有効活用を目的に太陽光発電所の建設を進めている。第1弾として都市ガスを製造してきた旧松前工場(愛媛県松前町)の跡地に出力1000キロワットのメガソーラーを建設、昨年12月に稼働させている。
https://www.nikkei.com/article/DGXNZO52260070Y3A220C1LA0000/