国内最大規模のメガソーラー建設 大分
2013年01月30日 10:15
一般家庭およそ3万世帯分の消費電力を賄うことができる、国内最大規模の太陽光発電所「メガソーラー」の建設が、大分市の臨海工業地域で本格的に始まりました。
この太陽光発電所は大手商社の「丸紅」が、大分市の臨海工業地域にあるおよそ105万平方メートルの遊休地に計画しているもので、出力は8万1850キロワットと国内最大規模になります。
29日から本格的に建設が始まり、現地で関係者が工事の安全を祈願しました。
施設には、およそ34万枚の太陽電池パネルが設置され、一般家庭およそ3万世帯分の消費電力を賄えるということで、来年4月に稼働し、20年間にわたって発電を続ける計画です。
丸紅の藤本洋一エネルギー関連事業部部長代理は「これまで使われてこなかった土地の有効活用になり、地域の電力供給に貢献することもできる。今後も各地で再生可能エネルギーの事業に取り組んでいきたい」と話しています。
大分市の臨海工業地域では、大手プラントメーカーの日揮が建設した太陽光発電所が、ことし5月に稼働するほか、三井造船と三井不動産による計画も進んでいて、全国でも有数のメガソーラーの集積が実現する見通しで、大分県などが力を入れる再生可能エネルギーの普及に弾みがつくか注目されています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20130129/k10015137451000.html