太陽光パネル出荷倍増…買い取り制度が押し上げ

2013年02月28日 06:25

太陽光発電協会が26日に発表した2012年の太陽光発電パネルの国内出荷量は246万6979キロ・ワット(発電容量ベース)と、これまで最も多かった前年(129万6073キロ・ワット)の1・9倍となった。

 太陽光などで発電された電力の買い取りを電力会社に義務づけた固定価格買い取り制度が昨年7月に始まり、メガソーラー(大規模太陽光発電所)などの建設が相次いだことが需要を押し上げた。

 メガソーラーなど発電事業用が前年比約7倍の32万4413キロ・ワット、住宅用も約1・5倍の163万7332キロ・ワットと大幅に伸びた。

 国内生産量は169万1262キロ・ワットと約1・6倍になったが、輸入量も77万5717キロ・ワットと前年(26万2536キロ・ワット)の約3倍に急増し、国内市場に占める割合は31%に達した。メガソーラーに他国産の安価な太陽光パネルを採用する事業者が増えているためとみられる。
 

https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20130226-567-OYT1T01101.html