太陽光買取価格、37.8円に引き下げ=経産省算定委

2013年03月13日 05:59

[東京 11日 ロイター] 再生可能エネルギーによる電気の買い取りを電力会社に長期間義務づける「固定価格買取制度」における2013年度の買取価格を検討してきた経済産業省の算定委員会は11日、太陽光発電による電気の買取価格の引き下げを求める意見書を取りまとめた。

出力10キロワット以上の非住宅用の太陽光発電は現行の1キロワット時当たり42円(税込)から37円80銭と4円20銭引き下げるべきとした。

買い取りコストは電気料金に上乗せされ利用者が負担する。このため、需要拡大や技術開発などによってコストが下がれば利用者の負担を減らす目的で買取価格を毎年見直す。10キロワット未満の住宅用は42円から38円に引き下げるべきとした。

意見書は、太陽光以外の再生可能エネルギー(風力、中小水力、地熱、バイオマス)については12年度の買取価格を据え置くべきとした。同制度の適用を受けた新規運転開始実績がほとんどないためコストを見直す根拠が乏しいという。
 

 

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