太陽光+オール電化で光熱費45%減 「レーベン新川崎デュアリズム」
タカラレーベンの太陽光発電全量買い取り制度を採用したマンション「レーベン新川崎デュアリズム」を見学した。新川崎駅からはやや距離があるが、最寄り駅の鹿島田駅では再開発計画が進行中で、将来性が期待されているエリアに建つマンションだ。
物件は、横須賀線・湘南新宿ライン新川崎駅から徒歩14分、またはJR南武線鹿島田駅から徒歩12分、川崎市中原区上平間に位置する6階建て全124戸の規模。1期(30戸)の専有面積は62.73~85.43㎡、予定価格は3,200万円台~5,600万円台(最多価格帯4,100万円台)、予定坪単価は190万円。竣工予定は平成25年11月末日。施工は長谷工コーポレーション。
物件の最大の特徴は、同社としては初めての太陽光発電全量買い取り制度を採用したマンションであることだ。屋上に設置した470枚の太陽光パネルにより発電した電力を固定価格買い取り制度で全量を電力会社に買い取ってもらい、年間売電額を専有面積割合で割り戻すシステムだ。
同社の試算によると年間発電量は109,301kwhで、売電単価は42円。年間売電収入は約459万円。太陽光発電とオール電化を採用することでガス併用と比較して年間の光熱費は4人家族の一般家庭で約45%、金額に換算すると月額7,900円削減できるとしている。
反響もよく、年明けの5日、6日の2日間で約30件の来場者があった。販売担当者は「鹿島田の再開発タワーマンションは坪単価300万円近いと聞いている。当社のマンションはやや駅まであるが、それと比べかなり安く、コストパフォーマンスがいいと来場者にも評価されている。大手の分譲は大歓迎」と話していた。
https://sumai.nikkei.co.jp/edit/rba/modelroom/detail/MMSUa5000017012013/