市有地にメガソーラー 新日本輸送が名乗り 名張市
2013年02月15日 05:52
名張市新田の市有地に大規模太陽光発電所(メガソーラー)を設置することになり、市は2月14日、市内に営業所を持つ自動車運送業「新日本輸送」(本社・奈良県大和郡山市、川井徳子社長)と土地売買契約を結ぶことを明らかにした。3月に着工し、11月に運転開始する。市内にメガソーラーが建設されるのは初めて。 【メガソーラーの完成予想図(名張市提供)】
建設地は、市が2006年に美旗古墳群を中心とした田園、歴史、文化ミュージアム構想を推進するため購入した土地の一部にあたる美旗市有地「L地区」。約5万8000平方メートルのうち、約4万1000平方メートルを708万4000円で売却するという。
同社はこの土地で、パネル約9000枚を設置する計画で、想定出力規模は1990キロワット、年間発電量は一般家庭の600世帯分にあたる約225万キロワット時と想定している。20年間に渡って発電し、全量を中部電力に売電する。
同社は購入した市有地のうち、毘沙門塚古墳に隣接する土地約1000平方メートルを遊歩道として整備し、工事完了後に市に無償で譲渡するという。
同社の川井徳子社長は「運送業は原油を使いCO2を排出するため、事業を通じて、少しでも環境に貢献できれば」と話している。
https://www.iga-younet.co.jp/news1/2013/02/post-494.html