役場駐車場にメガソーラー東海村が協定
2013年03月04日 05:06
東海村は27日、村施設の屋根を太陽光発電用に民間事業者に貸し出す事業について、公募に応じた2社と協定を結んだ。うち1社は役場駐車場に出力約1メガワットの太陽光発電設備を設置する。役所による「屋根貸し」でメガソーラーを展開するのは県内で初めて。
事業者は、電気設備会社クリハラントの北関東支社(同村)と、地場業者7社で発足した「東海村メガソーラー」(同)の2社。
クリハラントは役場駐車場約1・2ヘクタールにカーポートを建て、その上に出力約1メガワットの発電設備を並べる。来年3月に稼働。東海村メガは中丸コミュニティセンターの屋根に出力49キロワットの設備を設置。今年8月にも稼働する。2社は固定価格買取制度に基づき発電分を東電に売電する。
村は2社から屋根の使用料と固定資産税の収入を見込み、災害時には非常電源用に電力供給を受ける。貸出期間は20年間。
同日の協定締結式で村と2社が調印。村上達也村長は「エネルギーを自前で作り出す点で大きな一歩を踏み出せた」と述べた。村は公共施設の電力量20%以上を再生可能エネルギーで賄う計画を実践。今回の完成分で出力は計約1・7メガワットとなり7割弱の達成率となるという。(綿引正雄)
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