微細構造が太陽光発電効率を大きく増加させる(米国) - 新エネルギー
2013年02月02日 14:38
プリンストン大学の研究者は、有機太陽電池の効率を約3倍にするシンプルかつ経済的な方法を発見した。この安価でフレキシブルなプラスチックのデバイスは、多くの科学者が太陽光発電の未来像となるだろうと確信している。
電気技師のStephen Chou氏がリーダーを務める研究者たちは、太陽光を集束・捕捉する金属とプラスチックで構成するナノ構造の「サンドイッチ」を用いることにより、太陽電池の効率を175%増にすることに成功した。Chou氏によると、同技術はまた、標準的なシリコン太陽電池パネルのような従来の無機太陽光発電コレクターの効率も向上させるとの言であった。しかし、彼のチームの無機デバイスの研究はまだ完了していないとのことだ。
Joseph C. Elgin工学教授であるChou氏は次のとおり述べた。研究チームは太陽電池のエネルギー損失を引き起こす2つの主な課題を克服するためにナノテクノロジーを使用した。(すなわち、それら2つとは)同電池からの反射光と、同電池に入った太陽光すべてを捕捉できないということである。
https://www.nedo.go.jp/content/100514654.pdf