徳島のソーラー発電所が稼働 代替エネルギー活用で自分たちができること
昨日、ソフトバンクグループで自然エネルギー事業などを行うSBエナジー株式会社が発表を行った。その内容は「ソフトバンク徳島小松島ソーラーパーク」の営業運転を1月26日より開始するということ、さらに2月中旬には「ソフトバンク徳島臨空ソーラーパーク」の運転開始を目指すという。
「ソフトバンク徳島小松島ソーラーパーク」は、徳島県と連携して2012年9月に施工を開始し、出力規模は約2800kW(2.8MW)、年間発電電力量は一般家庭約884世帯分の年間使用電力量に相当する約327万kWhを見込むメガソーラー発電所となるという。同様に2月の稼働を目指す「ソフトバンク徳島臨空ソーラーパーク」のほうは、年間発電電力量が一般家庭約872世帯分の年間使用電力量に相当する約314万kWhを見込んでいる。
すでに稼働しているソフトバンク京都ソーラーパーク(京都1)、ソフトバンク京都ソーラーパーク(京都2)、「ソフトバンク榛東ソーラーパーク(群馬)とさらにソーラー発電所が増えることで原発に頼らない電力需給の実現に近づいていくことになる。
ただ、太陽光発電では余剰電力と夜間の電力供給をどうするかという問題がある。特に冬の時期は夜間ほど自宅での暖房用電力が増加するため太陽光のない夜間にどうするのかという問題だ。そこでソーラー発電と合わせて家庭用燃料電池(エネファーム)や高性能バッテリーを自宅へ設置することで対応する方法がある。昼間に充電しておいた電気自動車を夜間の電源として利用する案など、電気を無駄なく使うためのさまざまな制御方法が考案されている。
そうはいってもエネファームにしろ、自宅の屋根にソーラーパネルを設置するにしろ、設置にかかる費用は、割引と公的な補助金を含めても百万円単位と、おいそれとは出せない金額だ。無料で設置してくれて売電力料金の15%ほどを支払ってくれるSBエナジーの「おうち発電プロジェクト」などもあるが、設置後10年以内にソーラーパネル設置を解約するのに6kW未満では98,000円、6kW以上は198,000円と、これまた意外な金額がかかってしまう。無償で設置してくれて、自分たちで使って余った電力を引き取ってくれるようにでもしてくれない限り「おうち発電プロジェクト」は、あまりお得な方法ではなさそうだ。
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