柳月のメガソーラー稼働|WEB TOKACHI十勝毎日新聞

2013年01月14日 00:16

 【音更】菓子製造販売の柳月(本部音更町、田村昇社長)が町音更西3線14の町IC工業団地未造成地の一角に設置を進めていた大規模太陽光発電設備(メガソーラー)「柳月スイートピアガーデン太陽光発電所」が完成し、8日午前10時半から同所で竣工(しゅんこう)式が行われた。昨年7月の再生可能エネルギー特別措置法の施行以降、道内で稼働したメガソーラーは初めて。

 メガソーラーは昨年9月に設置工事を開始し、同12月26日から試験稼働を実施していた。約2.9ヘクタールの土地に14列・6465枚の発電パネルを設置。総投資額は約7億円。年間予想発電量は135万キロワットで、一般家庭電力量375世帯分に相当し、CO2削減量は年間450トンを見込んでいる。当面は電力を売電して投資回収に充てる考えだが、10年後をめどに同町内の柳月スイートピアガーデンの工場使用量(最大750キロワット)を賄う自家発電電力としての切り替えを検討する。

 竣工式には同社関係者ら約30人が出席し、管内で初めてとなるメガソーラーの完成を祝った。田村社長はあいさつで「(柳月は)十勝の原材料と太陽光を使用することになりうれしい。十勝の環境に合ったクリーンなエネルギーを使うことで子供たちに安心安全な未来を残したい」と話した。同社では今後、小・中学生のエネルギー教育の場になるよう、パネルを見渡せるテラスなども設置する考え。来賓を代表して寺山憲二音更町長、佐藤睦浩道東電機社長、小山征弘ソーラーフロンティア国内営業本部長が祝辞を述べた。

 

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