秩父市のメガソーラー事業始まる/秩父市

2013年01月29日 14:43

 秩父市では、「秩父市大規模太陽光発電(メガソーラー)事業を行う事業者を募集し、昨年12月10日、応募事業者の中からエルゴ サン ジャパン株式会社を事業者として決定し、本年中の発電開始に向けて事業を進めることになりました。この事業の概要をQ&A方式でお知らせします。
 なお、この事業において、秩父市は、造成後の用地を有償で提供するのみで、事業への出資や設備投資は行いません。


Q&A(概要)

Q メガソーラーとは何ですか?

 A:一般家庭用ソーラーシステムが約4キロワットとすると、1メガワットは1000キロワットですので、約250軒分の発電装置にあたるシステムです。


Q なぜメガソーラーなのですか?

 A:一昨年に発生した東日本大震災以後、政府は再生可能エネルギー(太陽光・水力・風力・バイオマス発電など)を推進する政策を行っています。
 また、県では埼玉エコタウンプロジェクトの中で、太陽光発電を重点施策とし積極的に推進しています。当市でも再生可能エネルギーの普及・促進、環境・エネルギー関連産業の振興および地域振興に資する「エコタウン秩父」を目指すため、そのシンボル的な施設として大規模太陽光発電(メガソーラー)を設置する業者を募集することになりました。


Q どこに設置するのですか?

 A:秩父市大宮字峯沢地内の埼玉県農林総合研究センター「秩父試験地」内の用地(県有地・市有地・一部民有地)に設置します。

 

Q どのように選定されたのですか?

 A:県との調整後、公募プロポーザル方式により、昨年の11月19日から募集を開始し、現地説明会に5社参加し、11月30日の期限までに2社からの応募がありました。公募期間が短かったのは、経済産業省の設備認定、東京電力(株)との協議等が平成25年3月末までに終了しなければならないためで、応募を検討された事業者の方には短期間の提案作業となり大変ご迷惑をおかけしました。
 提出された提案書については、昨年の12月4日、8人の学識経験者等で構成された選定委員会を開催し、審査しました。選定委員会では、この2社によるプレゼンテーションを実施後、公平・厳正な審査の結果、1社を決定し、その結果を市長に答申、市では更に調査し答申どおり決定し、12月10日に発表しました。
 決定した理由は、事業の遂行能力、経営の安定性等において、事業者として、より適格であると判断されたためです。

Q 決定した事業者はどのような企業ですか?

 A:事業者に決定したエルゴ サン ジャパン株式会社は、イタリアミラノを本拠地とするインフラストルット―レ社の日本法人です。同社の日本での事業は当市が初めてとなりますが、親会社はイタリアをはじめ、世界各国で、再生可能エネルギー(太陽光、風力、バイオマス等)を中心とした事業を展開し実績を上げています。

 

Q 今後の予定はどうなりますか?

 A:事業者と東京電力との協議は昨年12月下旬から始まっており、経済産業省の認定申請も順調に進んでいます。市と事業者は、1月15日に基本協定調印式を行いました。
 今後は、市が県および農業委員会の指導を受けながら農地転用許可申請等を進め、許可後、用地の一部造成を始めます。すべての手続きが終了後、事業者は土地の賃貸借契約を締結し、ソーラーパネルなどの設置を開始し、年内には発電を開始する予定です。
 なお、市では、応募開始前に、事前に周辺住民の皆さんを対象に説明会を行いましたが、ソーラーパネル設置などの工事を行う際にも説明会を行う予定ですので、ご理解、ご協力をお願いします。

お問い合わせ先
環境部 環境立市推進課 (歴史文化伝承館3階) 〒368-8686 秩父市熊木町8番15号
電話: (0494) 22-2378
FAX: (0494) 22-2309
E-mail: kankyo@city.chichibu.lg.jp

 

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