<太陽光パネル>ヨカソル破産手続きへ 福岡・大牟田
2013年02月10日 03:34
福岡県大牟田市の太陽光パネルメーカー、YOCASOL(ヨカソル)は5日、民事再生法による再生手続きを断念し、破産手続きに移行すると明らかにした。4日に東京地裁から再生手続き廃止決定を受けた。スポンサーの選定が困難となり、再生計画案の策定めどが立たなかったためとみられる。負債総額は約24億6000万円。
民間信用調査会社の帝国データバンク久留米支店などによると、同社は07年、中国企業に買収されて閉鎖することになった旧MSK(現サンテックパワージャパン)福岡工場の設備を、従業員が事業買収する形で設立された。その後、主力市場だった欧州の景気減速による需要減退の影響や競争激化もあって業績が悪化。昨年11月に民事再生法の適用を申請し、家電量販最大手のヤマダ電機が支援候補の一つとして浮上していた。【中園敦二】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130205-00000055-mai-bus_all