JR東、メガソーラー活用したスマートグリッド構築-太陽光で電車運行

2013年02月17日 07:00

 JR東日本は2013年度中に、大規模太陽光発電所(メガソーラー)を活用したスマートグリッド(次世代電力網)構築に乗り出す。電車の車両基地である「京葉車両センター」(千葉市美浜区)に太陽光パネルを設置し、メガソーラーで起こした電気を電車の運行に使用する。太陽光発電を電車の運行に活用するのは初めてとみられる。再生可能エネルギーの積極的な活用を通じ、省エネ化とコスト削減を進める。
 JR東日本の計画では、京葉車両センターの6600平方メートルの敷地に、約4200枚の太陽光パネルを設置。メガソーラー全体の面積は1万2000平方メートルになる。4月以降順次設備を稼働する。14年3月までに出力を1050キロワット、年間100万キロワット時程度の発電量を見込む。
 メガソーラーで起こした電気の60―70%を電車の運行に使用し、残りは車両センターのメンテナンス機材の稼働や光熱、空調設備に回す。

 

https://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120130215aabe.html