中部空港で太陽光発電の実験開始
2013年03月11日 08:26
常滑市の中部国際空港で四日、立体駐車場の壁面を使った太陽光発電システムの実証実験が始まった。来年三月末までの予定で、電気は場内の照明に使う。違う種類のパネルを角度を変えて設置し、それぞれの発電効率を比較するほか、蓄電池の能力なども検証する。
太陽光発電の設備や住宅用資材を扱う奥地(おくじ)建産(大阪府)がパネルメーカーなど八社と連携して実験する。最も南側にある駐車場(A棟)の壁に、地面に対して四五度、六五度、九〇度の三通りに百三十二枚のパネルを据え付けた。
合計の出力は二三・七キロワット。各階や階段にある照明百七十四灯に供給する。余った電気は蓄電池に充電して夜間などに使う